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合格おめでとう!

合格体験記

金子 美穂さん

桐生女子高校卒

多摩美術大学 情報芸術コース 合格
武蔵野美術大学 デザイン情報学科 合格
東京造形大学 メディアデザイン専攻 合格

 私が、森美に入ったのは、高3の夏期講習からだった。
周りのレベルの高さに圧倒されつつ、週一で森美へ通ったものの、見事不合格。
自分の甘さを痛感した。
  浪人生になってからは、改めて自分の進路についてまじめに考えられるようになったと思う。
教育系からデザイン系に方向転換し、反対されていた私大について、親と真面目に話し合うようになった。
授業も、現役の頃、石膏像ばかり描いていた自分にとって、想定デッサンや平面構成はとても新鮮で楽しく、毎日森美に通うのが楽しかった。
  しかし、試験が近づくにつれて、絵を描く楽しさよりも、不安やら落ちる恐怖やら焦りやらが、脳内を占めるようになった。講評の順番に一喜一憂し、自分でも余裕がなくなっていくのがリアルに感じられた。そんな中、先生に言われたのは「自分の想う様自由に描け。」ということ。小難しいことを考えすぎて、手が止まっていた自分にとってはっとさせられた一言だった。時間内にまとめることばかりに気を取られ、何を見せたいのか、忘れてしまっていたのだ。それから、徐々に調子を取り戻し、作品に対する姿勢も変わった。
  試験当日は、予想以上にテンパり、予定が大幅に狂って、諦めかけ、「もうどうせダメなら、自分の好きなように画面を作ってみよう」と思い、好きなように色を載せ、線を描き足していった。その結果・・・
見事合格!!信じられないが、要はそういうことなのである。好きなものをうまく画面に乗せられたとき、何か得体の知れないパワーが宿るらしい。その凄さを、私は身をもって経験することが出来た。
  受験という型にハマるあまり、時には自分を見失い、絵を描くのがつらくなることがあるかもしれない。
しかし、そういう時こそ、もう一人の自分と向き合い、「何のために絵を描いているのか?」を今一度考えて欲しい。

              
                   

石原 美里さん(現役)

桐生女子高校卒業

武蔵野美術大学 油絵学科 合格

  ムサビの試験当日、第一志望だったのに試験慣れしたせいか、緊張してなかった。ラストチャンスともいえるムサビの試験で私は「人のために描く」と決めていた。家族や先生、友達など支えてくれてきた人達のため。完成させることが恩返しになると思った。試験中、沢山離れて、常に冷静になろうとした。出来上がった作品は(自分で言うのもなんだが)色がキレイで。、今までの中で最高傑作だと思った。そして2月25日朝7時前にいそいそと起き、7時ちょうどパソコンで自分の合格を確認した。
  私は高2になる春季講習から森美に入った。周りの人に追いつきたい一心で描いていた。基礎科は2週間に1枚のペースだからじっくり描くこともできたし、何より楽しかった。
高3になってからが辛かった。油絵もデッサンも思うように描けない。そして受験という大きな関門があった。美大受験は甘くないと知っていたし、落ちる夢も何度も見ていて、自信がなかった。そして私は森美に入る前から家族と美大受験は一度だけと約束していたので、相当追い詰められた。下手で自信もないけど、先生の教えてくれた通りの事をすることで、ひとつひとつ問題点が解決されていった気がした。考えるより描こうと思って、ガリガリ描いた。やっぱり楽しむことが大切なんだな、と思った。
  大学合格をゴールとするか、スタートとするか、受験の意識を変えるだけで、絵も不思議と変わると思う。私は合格してスタートラインに立った。これから大学でどんな作品を作ろうか漠然ではあるが色々と考えている。せっかく大学から貰った切符だから、受験中の辛い経験も全て生かしたいと思う。指導してくださった先生、愉快な森美メンバーに囲まれて過ごした受験生活を送れて私は幸せだった。
  最後に。休まない!遅刻をしない!朝6時30分に起きる!夜は0時までに寝る!朝ごはんはしっかり食べる!体調管理はなんだかんだ言って一番重要!!!

野口 望さん(現役)

桐生女子高校卒

武蔵野美術大学 デザイン情報学科 合格
東京造形大学 メディアデザイン専攻 合格
女子美術大学 メディアアート学科 合格


  私が森美のことを知ったのは、高校を入学してからでした。絵を描くことは小さい頃から好きだったし、将来を考えたとき、”美術”はなくてはならないものでした。私は森美に通うためにバイトを始めました。私の受験は高校入学当時から始まっていたのです。
  高校2年の9月、私は念願だった森美に通い始めました。
当時、周りの人の上手さにはショック!ショック!ショック!の連続でした。森美の初日、慣れない環境で木炭を持ち、見たこともない石膏像を描きました。初めての講評は、心臓がばくばく鳴っていて、何を言っていたのか覚えていません。森美での日々に馴染んでくると、絵を描くことも友達と会話をするのも楽しくなっていき、”学校よりも森美”と考えるようになりました。もう森美に首ったけ!でした。しかし、楽しいことばかりではなく、周りの人の成長を目の当たりにして、焦りも感じました。
  そして美大受験が目前となり、森美の空気も張り詰め、みんなの表情も変化していきました。本命試験出発の前日、出題された問題が出来ずに、溜め込んでいた焦りと不安が爆発しました。「こんな状態で受験できるのかな・・・」と思いながら、その日は帰宅しました。翌日、描くことへの不安を引きずったまま、手のクロッキーをしました。”楽しい・・・!”やっぱり美術が好きなんだと感じることが出来ました。そして試験は、先生の教えどおりに、問題を素直に解釈できたと思います。多分、気持ちがリフレッシュして、冷静になれたんだと思います。”泣きたいときは泣く!”これは大事ですね(笑)
  受験は孤独で辛いことばかりで大変だったけれど、最後まで頑張れたのは、森美の先生方、互いに張り合い・笑い合った森美生や、支えてくれた家族のおかげです。そして、学校とは比べられないほど、楽しく・面白く・濃い日々が送れました。
本当に、ホントに感謝しています。ありがとうございました。